歩行(散歩)のすすめ

woman wearing blue dress shirt and white short shorts walking on seashore

今年のGWは如何お過ごしになったでしょうか。弊社では2、6日を休日として、10連休を実現しました。私の趣味は聖地巡礼、またバイクライダーでもあります。であればと、バイクで千葉県内の関東八十八ケ所霊場、坂東三十三ケ所観音霊場、新上総國三十三観音霊場の一部を巡拝しました。 本来四国八十八ケ所の札所巡拝であれば、歩き遍路が本道だが、中々四国へは行けない。関東の霊場巡りも、正直歩いてする氣分にもなれない。弊社代表はGW中、日帰りで42km歩いたと言っておりましたが、私は学生の頃、100kmハイク(勿論仮眠あり)に参加して長距離歩行はこれ1回で懲りました。

私は弊社へ合流する前は、しばらくの間自宅兼事務所であったので、歩行はほぼ毎朝の犬の散歩と公園での氣功・体操のみで、営業先へはバイクを使用。歩行は平均すると4,000歩から5,000歩(スマホアプリで測定)だったか。

20年10月弊社へ合流後、スマホ連動のスマートウォッチで健康管理を始めた。これは中々の優れもので、時計機能は勿論、他に歩数・距離、睡眠時間・品質、心拍数、血圧、コロナ禍で入院の判断指標として身近になった酸素飽和度まで、チェックできる代物だ。毎朝出勤前の犬の散歩と氣功・体操で、平日は30分前後で3,000歩弱、最寄り駅まで徒歩15分、電車に乗って池袋の会社までで30分弱で7,000歩弱。コロナ過で、顧客と対面せずに行える契約手続きが拡大したこともあり、客先に訪問せず、食事のみ会社付近で済ませ、帰宅した場合12,000歩前後。客先を訪問した場合は訪問件数、駅からの距離にもよるが14,000歩から20,000歩となる。休日は1時間前後の犬との散歩で7,000歩くらいになる。私は目標設定を12,000歩に設定していますが、これを達成すると、拍手・歓声と花吹雪というのも可愛い機能だ。この毎日毎日の歩数・距離がスマホにデータ連動して日、週、月単位で管理・確認できることが、毎日のモチベーションを保ち励みになっている。月間35万歩~40万歩。距離に換算すると、年間3,000km~3,300km。昨年の前半は、リモート出社で、フル出勤できなかったこともあり、年間を通じて約2,600kmとなったが、これは四国八十八ケ所霊場の歩き遍路に換算すると2巡拝ということになった。

厚労省推奨の健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)平成25年3月では1日の歩数は、8,000歩。この歩数は個人差もあるが1日合計で80~90分程度の時間が目安となっている。合計だから、連続して行う必要はないが、心肺機能の維持には10,000歩、筋力の維持には1日7,000歩が目安となっているそうだ。

平成30年9月27日「身体活動・運動を通じた健康増進のための厚生労働省の取り組み」によれば、「2007年の我が国における危険因子に関連する非感染症疾病と外因による死亡数」で運動不足が原因で毎年5万人が死亡している。因みに1位が喫煙で13万人、2位が高血圧で10万人超だ。

平成12年2月報告「健康日本21」によれば身体活動量と死亡率などとの関連を見た疫学的研究の結果からは「1日1万歩」の歩数を確保することが理想と考えられる。歩くことを中心とした身体活動を増加させることで、生活習慣病の発症の数%減少が期待できるとのこと(当然でしょ)。

8,000歩だ、1万歩だと言ってどちらが推奨なのか不明だが、とにかくこのくらいは歩いたほうが身体にはよいのだろう。また、毎日なら10分の早歩き、背筋を伸ばして大きく手を振りやや大股で、1日10分間の運動習慣(少し汗ばむくらいの運動強度)でも十分に効果があるので、今の生活にプラスして取り入れてはどうかとのこと。

「健康である」には心身一如、心身ともに健康(元氣)であることが重要。美しいものを見て美しいと感じ、美味しいものを食べて美味しいと感じられる心と身体が必要だ。そのためには自分の足で自由に歩けることが何より重要(心身に障害のある方が不健康だとの主張ではありません、念のため)。

散歩・歩行は何より場所を選ばない(ジム等に通う必要がない)。お金がかからない。特定の器具も道具も不要(足に合った靴、適当な中敷きは必要だが)。  また、公園などでの散歩では移り行く景色や花鳥風月を楽しむことができる。私は犬の散歩を近所の公園で行っているが、春は桜花、夏は昆虫、アゲハチョウや蝉の声と幼虫から白い成虫に脱皮していく羽化の様子、秋は銀杏や紅葉の色の変化と銀杏拾い、冬は霜柱を踏む音や雪景色、川にはカモだけではなくカワセミやサギ、住宅街の路上でもトカゲやカエル、時にはヘビも見ることがある。心の栄養になっていると思う。

21世紀になって、国連の常任理事国が戦争を始めるなんて、少し前には思いもよらないことが起こる。先のことは分らないことが多いが、普段から歩行を心掛け健康(元氣)でさえいれば、なんとか生きて行けるだろう。勿論、何か事故や思わぬ病気に掛かった場合には保険に役立ってもらうが。(髙木)

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